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  1. 2012年

お知らせ

刊行・出版物

創立50周年記念出版のお知らせ(2012年10月20日出版)

アジア・アフリカ研究所の50周年記念出版が10月20日にミネルヴァ書房より実現の運びとなりました。400ページ近くの立派な装丁の本で、価格は5000円と若干高価ですが、激変するアジア、アフリカ、そしてラテンアメリカの最前線を分析しています。執筆者以外の会員、賛助会員にも割引価格でお頒けします。ゼミや授業の教科書、参考書としてご採用の程、お願いいたします。

『新自由主義に揺れるグローバル・サウス──いま世界をどう見るか』

  • はじめに
    (藤田和子)
  • 序章 グローバル・サウスを見るひとつの視点
    (松下 冽)

第T部 グローバリズムとリージョナリズムの交差

  • 第1章 自由主義帝国の過去と現在――イラク戦争に関連して――
    竹内幸雄会員(日本大学商学部教授)
  • 第2章 アメリカの対外経済関係とNAFTA
    所康弘会員(千葉商科大学商経学部講師)
  • 第3章 欧州通貨統合と旧フランス領アフリカ植民地の包摂――フランス銀行による「リスクの集中管理」政策との関連において――
    藤田憲会員(新潟大学大学院現代社会文化研究科准教授)
  • 第4章 ASEAN諸国における国家−社会関係――新自由主義下の展開をふまえて――
    太田和宏会員(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)
  • 第5章 グローバル化と中国の「社会主義市場経済」――中国は「社会主義市場経済」をどうとらえているか――
    藤田和子会員(宇都宮大学名誉教授)
  • 第6章 グローバル・サウスにおける民主的ガヴァナンス構築―民主主義と社会運動の視点から―
    松下冽会員(立命館大学国際関係学部教授)

第U部 新自由主義的グローバリゼーションとグローバル・サウス

  • 第7章 変貌するラテンアメリカ――21世紀の中南米統合に向けて――
    河合恒生会員(岐阜経済大学名誉教授)
  • 第8章 べネズエラのチャベス運動における四大潮流と二大社会計
    スティーブ・エルナー・〈べネズエラ〉オリエンテ大学教授、所康弘会員訳
  • 第9章 ブラジル左派政権下の地域開発――大豆・石油依存の成長から内発的発展へ――
    山崎圭一会員(横浜国立大学経済学部教授)
  • 第10章 メキシコとサハラ以南のアフリカにおける構造改革――グローバル化の痛み――
    フェルナンド・レジョ・メキシコ国立自治大学経済学部教授、木田剛会員訳
  • 第11章 「ジャスミン革命」とアラブ世界
    福田邦夫会員(明治大学商学部教授)
  • 第12章 カナダとアフリカにおけるグローバル市民社会――新たな南北問題の構築の可能性――
    木田剛会員(筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授)
  • 第13章 中国のアフリカ援助――20世紀の実績と21世紀の課題――
    李恩民会員(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)
  • 第14章 韓米FTAにおける経済外的要因――新自由主義との融合――
    金光旭会員(名城大学アジア研究センター研究員)
  • 第15章 フィリピンの民主化と地方分権―― グローバリズムと利益誘導政治を超えて――
    福島浩治会員(法政大学サステイナビリティ研究教育機構ポスト・ドクター研究員)
  • 第16章 アメリカ領グアムにおける未完の脱植民地化――チャモロ・ナショナリストによる自己決定と主権の追求――
    長島怜央会員(法政大学兼任講師)

第V部 新たな時代に向けて

  • 第17章 南ア、イラク、ネパール民主化における憲法制定の意義
    アンドリュー・アラート・(米国) ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ教授、木田剛会員訳
  • 第18章 世界金融経済危機と発展途上国間通貨金融協力
    吉川久治会員(千葉商科大学名誉教授)
  • 第19章 〈帝国〉から地球人手当のある世界市場社会へ――所得不平等のグローバル化を問う――
    岡野内正会員(法政大学社会学部教授)
  • 第20章 戦後日韓関係と市民社会の課題――100年の葛藤を超えて――
    文京洙会員(立命館大学国際関係学部教授)

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